黒い絵、というCM

有名なCMですが、公共広告機構、ACの、黒い絵、というCMです。
(アドレス https://www.youtube.com/watch?v=SNv4hBbu8K4)
1分30秒の、長めのCMです。

 

このCMは、小学校の教室で、図工の絵の授業の風景から始まります。
担任の女性教師は、みんなの心に浮かんだものをそのまま書けばいいんだからね、と指導します。

それぞれが、カラフルなクレヨンを使って思い思いのかわいい、子どもらしい絵を描いていく中で、一人の男の子だけが、一心不乱に画用紙を黒く塗りつぶし始めます。

職員室で同僚の相談する様子が入りながら、放課後になっても男の子は画用紙を塗りつぶし続けます。

 

教師は家庭訪問をして黒い画用紙を見せます。

しかし、帰宅してからも男の子は画用紙を塗りつぶし続けるのです。

 

精神病院のようなところで男の子は医師に、なに描いたの?と聞かれますが、無言で塗りつぶし続けるだけです。
やがて入院した男の子は、白い部屋で、ずっと、何枚も何枚も、黒く塗りつぶされた画用紙を作り続けていきます。

 

教師も、親も、落ち込みます。
そしてあるとき、看護師が、塗りつぶされなかった画用紙を見つけるのです。
そこからこのCMの印象が一変します。

 

クライマックスでは、それまでの、頭がおかしくなってしまった少年、という図式が一気に反転して、子どもの豊かな、大人が思いもしなかった創造性、が浮かび上がるのです。

 

最後のメッセージを見るまでもなく、このCMが訴えようとしていることが、深く印象づけられるでしょう。

 

公共広告機構 CM 『黒い絵』