恋人を送り出す空港で泣きじゃくる女性のCM、KDD 001 “Voice Kiss”

1989年の国際電話KDDのCMです。

携帯も、スマホも、ラインも、スカイプもなかった時代、遠距離恋愛がテーマになったのはドラマだけでなくCMの世界も。恋人たちにとっても、古き良き時代、昭和の香り満載ですよ。

 

海外赴任の決まった恋人を空港で送りだす女性が、恋人が去っていく姿を見ながら激しく泣きじゃくるというシーンがこのCMのキモ。

そこに、中島みゆきさんの「あした」のサビの部分「もしもあした私たちが何もかも失くしてー」がかぶります。

恋人は後ろ髪をひかれる思いで歩みを進めながら彼女の方を振り返る、そこでまた彼女は激しく泣きじゃくる。

 

この彼女を演じているのが、いまも活躍されている女優の奥貫薫さんです。

凛とした美しさが魅力の女優さんですが、若いころもそれはそれは美しい。

 

このCMの、けなげでリアルな感情をさらけ出した「泣き」の演技がお茶の間を魅了しました。

たった1分の映像にこれだけ感情移入させられるのって、すごい。

今見ても、何回みても、間違いなくもらい泣きさせられます。

 

中島みゆきさんも今でこそ、NHKの朝ドラの主題歌にも起用される国民的歌手ですが、当時はまだ「暗い歌」を歌っている人気歌手、というイメージでした。

この「あした」という歌も、やっぱり暗い。でも、一度聴いたら忘れられない、感情をえぐられる名曲です。

 

「激しい泣き」と「暗い歌」。このコラボが名CMを生み出しました。(https://www.youtube.com/watch?v=rYftde8YBJY)

 

【CM 1989】KDD 001 “Voice Kiss” 30秒+60秒